動物病院HOME < 院長のコラム < 椎間板ヘルニアと手作りおやつ
春爛漫、桜は散りましたが、温かい陽気と冷え込む朝が春らしい季節になりました。
花粉も真っ盛りで、鼻が利かない日々が続いています。
今年の花粉はヒノキがひどいそうで、目の周りがかゆくてかいてしまうと猛烈に痛む、というのを繰り返しています。かかずに目薬をつかえばいいのに、ふとした時にかいてしまっては後悔しています。
花粉防止用の眼鏡などはきくのだろうかと、鼻水が垂れるマスクの裏で、窓の外の陽光を恨めしくみています。
新生活も始まり、生活のリズムが変わった皆様はまだ体が慣れずに大変なタイミングではないでしょうか?
あれが足りない、これを買わねばと、なにかと週末に忙しくなりやすいですが、思いのほか体は疲れているものです。お出かけ陽気は魅力的ですが、どうぞ無理せずのんびり過ごされて下さい。
さてこのところ、気候の変化のためなのか、椎間板ヘルニアの症例が立て続けに来院されています。
椎間板ヘルニアとは、背骨をつくっている小さなブロックのような脊椎という骨と骨の間に、クッション材のように挟まっている椎間板という物質が、何らかの理由で脊髄の方に飛び出してしまう病気です。
ちょっとイメージしにくいと思うので、図解させていだきました。
症状などに心当たりがある場合、なるべく早急に病院へ来院してください。
また夜間などでも緊急の病院にいかれることをおすすめします。
神経の損傷は手当てが早いほど回復が早いことが知られています。椎間板ヘルニアについては、様子を見よう、ではなく迅速に行動してください。
話は変わりますが、前回のコラムで市販のおやつにご用心、という内容を取り上げたところ、「どういうおやつなら、安全なの?」という質問をいただきました。
一番分かりやすく安全なのは、手作りすることです。保存料や添加物もなく、原料も物量もわかって、一石二鳥。
ただレシピがちまたに溢れていますので、今回はジャンボどうぶつ病院に通われている飼い主さんからご好意で教えていただいた、とってもおいしい簡単ジャーキーの作り方をお伝えしますね。
※一ヶ月ほどは日持ちするそうです。ただおいしいのであっという間になくなってしまうのだとか。
※フライヤーなどをつかって、四~ 五時間ほど乾燥させてもOK。
※ささみを茹でてから手でほぐし、乾煎りするとふりかけになります。
※ささみではなく、牛肉の薄切り、豚肉等でもできます。
※写真は牛肉の薄切りで作ったジャーキー
味付けなどはせず、ひたすら忍耐強く乾煎りするのが大切です。
夏場に作るのは結構大変とのことでしたので、今のうちに作った方がいいかもしれませんね。
とてもおいしいジャーキーですので、参考にしていただければと思います。
2018-04-16
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