動物病院HOME < 院長のコラム < リードフックと秘密の扉
お盆まっただ中ですね。 毎日放送される交通渋滞のニュースや、帰省ラッシュについての情報が流れるたびに、 日本中民族大移動なんだなぁと感慨深く思います。
私は生まれも育ちも、東京なためお盆は七月に行います。
送り火、迎え火を家族でするたびに、夜空に焔が吸い込まれている光景を不思議な想いでみています。
たき火ができる環境ではないので、こんな風に火を焚く事自体が一年中でこの時期しかありません。
炎というものは、人間の原始的な何かを思い起こさせるのでしょうか。
色を変え、姿を変え、勢いを増しながら、その熱と光を伝える炎は
思わず見入ってしまう美しさを覚えます。
幕末の資料で、焙烙で迎え火をたいている絵をみたので、 江戸時代の人々と同じ感覚だと思います。
お盆は一般に仏教と古神道における儀式や神事が習合して現在の形が出来たといわれているそうです。
でもその根本にあるのは、ご先祖への供養への気持ちなのでしょう。
一年で一度、そう言う気持ちに想いを馳せる事が大切ではないかと、思っています。
さて、今回は、病院内のリードフックについてお話ししたいと思います。
院内には計4カ所のリードフックが設置されています。 受付に二カ所、トリミング室に一カ所、トイレの前に一カ所です。
リードフックとは、その名の通りリードをかけておくフックで、 荷物を開けたりする時に両手が塞がってしまうのを防ぐために使って頂くように設置してあります。
これは、是非お使いください!
中にはノーリードの方もいらっしゃいますが、 特に病院の入り口は自動ドアになっていますので、 お会計の時に手からリードがすり抜けて運悪くあいたドアから外へ飛び出していってしまわないように、と思って設置してあります。
またトイレの中にわんちゃんをつれて入れたらいいのですが、狭いので、 そうしなくても目の前にかけておけるように設置してあります。
また他のわんちゃんや、猫ちゃんが苦手な子たちのために、 受付の下にはちょっとした仕掛けがしてあります。
入って右奥の席の前のカウンターは開くようになっていて、目隠しができるのです。
他のわんちゃんと目が合ってしまうのを避ける工夫ですので、 うちの子、他の子が苦手で・・・という場合は是非声をかけてください。ちょっとした簡易の個室にできます。
またそこから診察室側へ入る事もできますので、他の方の前を通らずに中まで入る事ができます。
これはうちのレオンベルガーのシンバ君が、大きいため他のわんちゃんがみただけで怖がってしまう事が多く、外でまつ事も限界があるので、何かしら工夫できないかと、考えた仕掛けです。
案外その衝立て効果で落ち着きますので、 もし使ってみたい!という方は遠慮なく、教えてください!
病院に来るたびに、心苦しい気持ちになったり、 周りに迷惑がかかるのではないか、という気持ちに苛まれたりするのは、 実は皆さん同じだったりします。
吠えてしまうから、鳴いてしまうから、そう思って足が遠のく事もあるほどです。
でもちょっとした工夫でそれが回避できる事もありますので、 その場合はお気軽にご相談くださいね。
残暑も厳しい様子ですので、どうか皆様お体に気をつけて 夏バテしないように、涼しい秋までがんばりましょう!
2014-08-15
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