師走も半ば過ぎて、世間も年の瀬の慌ただしさに包まれているように思います。
ようやっと冬らしい気候かと思えば、すごく温かい日もあったりして、妙に体がしんどいのはおそらくこの寒暖差のせいですね。
高齢の動物達にはかなり堪えるようで、安定していた容態が急変する事例が増えています。
くわえて飼い主さんたちも調子を崩す方が多く、どちらも心配です。
飼い主さんも動物達も、お互いに健康でなければ健やかな時をすごすことが出来ません。
いそがしい時分であることは重々承知しておりますが、どうかお体を第一に考えられて下さいね。
また世間と同じく、一般的な動物病院は年末年始休みがあります。フードメーカーさんをはじめ、医薬品関係もしっかりお休みになります。
その間は取引等がとまりますので、どうぞお休みに入る前に常用薬などを確認し、必要なお薬があれば早めにご連絡下さい。
くわえて旅行等計画されている場合は、旅先の動物病院の確認と、お休みではないかどうかを調べて下さい。
酔い止めや整腸剤などの常備薬のお出し出来ますので遠慮なくご相談下さい。
いつもと違う生活スタイルになりやすいこの時期は、動物達も実は体調を崩しやすくなります。
クリスマスなどでチキンのシーズンになると、鳥の骨を食べてしまった動物達が急患で駆け込んできますし、お正月のお節やお雑煮をつまみ食いして中毒を起こしたり、動物に慣れない犬や猫同士が帰省して、噛んだの噛まれたののトラブルも増えます。これに人が加わるともはやカオスな展開になります。
余分な問題を起こさないように、あらかじめ想定できうることを考え備えて下さいね。
さて今月の一枚はお散歩猫のソルトちゃん!見て下さい、診察室でゆったり外を眺めてます!
このこは子猫の時から毎月一度病院で健診をするのをかかしたことがありません。
病院はたまにいくお散歩する所だと思っているようで、保定をせず床に下ろすと病院の中をぐるりとお散歩し、チェックをして満足すると診察室に戻って来る猫ちゃんです。
捕まえようとしても全く逃げませんし、自由に遊ばせていると他の飼い主さんから感嘆の声が上がることもしばしば。
このこはとても珍しいですが、やはり通い慣れていることはとても大切だな、と実感させてくれる子です。
具合の悪いときだけ病院に来て、注射をされたり検査をされると、そこはとても怖くて嫌な場所になり、増々足が遠のくのですが、何もせず予防薬を飼うだけやお散歩中に遊びにくる場所になると、そこはただの遊ぶ所です。
病院という意識なく来院できるのはストレスもなく幸せなことですね。
ソルトちゃんは飼い主さんに促されるまで外を眺めていました。
あまりに可愛い後ろ姿を、激写させて頂きました。
2019-12-16
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