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犬のフィラリア予防薬とそのほか季節のお話
犬のフィラリア予防薬とそのほか季節のお話

大分日が長くなってきましたね。
今年は雪の当たり年なのでしょうか、 40年ぶりの大雪に驚いた先週に引き続き、 今週もこうしてしんしんと雪が降りますね。

雪は音を吸収するそうで、夜ともなれば静まり返った冬の中に、 まるでたった一人になったような、 なんとも言えない緊張感とわくわく感を与えてくれます。

まるで絵本に出てくるような雪景色に、 思わず嬉しくなる、年甲斐もない大人なのでした。

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さて、このコラムがのるのは、15日ですから、一年で一番どこのお家にもチョコレートがある時期です。 最近はバレンタインデーの形態も様変わりしていて、友チョコなどで贈る機会もいただく機会も増えているようです。

チョコレートは、犬、猫にとっては食べてはいけないものですので、 うっかり動物たちの手の届くところに置いてしまって、ちゃっかり食べられた!!とういう状況にくれぐれもご注意を。
食べた動物にとっても、食べられてしまった人にとっても困ったことになってしまう可能性があります。

食べてはいけないものを食べたときのお話は少し前のコラムでも取り上げていますので、 万が一の場合は、慌てずにそちらをご確認くださいね。

参考:食べてはいけないものを食べたとき

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徐々に暖かくなると、元気になるのは人だけでなく、虫たちもおなじです。

特にノミは基本的にオールシーズンで、環境中に生息し、卵や蛹の姿で、虎視眈々と感染する機会を狙っていますが、 少し気温が高くなっただけで、活動性が一気に高まります。

最近、幸運にも保護されおうちの子になることができた、 子猫ちゃんの検診をしたのですが、 毛をかき分けたらたくさんのノミがひょっこり顔をのぞかせていました。
錯覚のようですが、目があったように感じました。 戦慄とはこのことでしょうか。

荒川区は広く自然にとんだ公園があるため、虫たちも生活しやすいようです。 やはり通年の予防が必要だと、ひしひしと感じます。

予防の必要性があるからこそ、予防薬はどんどんいろいろなタイプが開発されています。
今回は、今年新しく出た予防薬を少しご紹介します。

フィラリア・おなかの虫すべてを一度に駆虫できる、お肉タイプのお薬

これはフィラリア予防薬に、おなかの虫下しのお薬の成分を混ぜたもので、 フィラリア(犬糸状虫)、回虫、鈎虫、鞭虫、瓜実条虫、多包条虫と 今までにない種類を同時に駆虫でき、かつ、お肉タイプで嗜好性が良いものです。 ただし、ノミ・マダニはカバーされていませんので、別に予防する必要があります。

フィラリア(犬糸状虫)、回虫、鈎虫、鞭虫の駆虫が出来るゼリータイプ

アレルギーがある犬用にと、開発された動物性蛋白質が含まれていないもの。 なぜかピーチ味だそうです。寒天が使われています。

ノミ・マダニ・フィラリア(犬糸状虫)、回虫、鈎虫、鞭虫の予防ができる錠剤タイプ

ノミ・マダニの駆虫薬としてできた飲み薬に、 フィラリアと消化管内線虫の駆除薬を混ぜたもの。 条虫類のカバーはされていません。

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様々なメーカーさんが、一所懸命考えて、なんとかその子にあった形のお薬を創ろうとしているんですね。 必要とするお薬は、その子その子で違います。
ライフスタイルや考え方、お薬の投薬の仕方の得手不得手など様々ですから、薬にもよりますが、選択肢はなるべく多く用意できたらと思っています。

今まではこの方法だったけれど、こういう方法があるのかしら?という疑問や、どうして予防すべきなの?といった素朴な疑問など、ご遠慮なくぜひご相談ください。

ジャンボどうぶつ病院は、 一緒に一番良い方法を考え、動物たちとご家族が健やかな毎日が送ることが出来るように お手伝いしたいと思います。

2014-02-15

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