なんだか寒暖差の大きな日が続いていますね。
昼間は春がもうきたんだなあとニコニコしてしまうほど温かいのに、夕方からは一気に冷え込んで暖房のスイッチを入れる始末。
季節の変わり目というのは体調を崩しやすいのはよく知られていますが、本当に無理もないよなあと思います。
この一週間程はお腹の調子を崩す犬や猫が一気に増え、動物達にも季節の影響が大きいと強く感じます。
木の芽時である今は、ホルモンバランスが崩れやすく疲れやすい時期です。四季のある日本では計四回ある季節の変わり目の中でも、トップクラスの不調の時期であることは間違いありません。
そこへ来て、決算期だったり、新生活に移行したりする時期ですから、精神的にも肉体的にも無理は厳禁な時期です、難しいですが倒れてからでは遅いのです。
せめて夜はゆっくりとお風呂につかったり、温かい飲み物をのんだり、何かとっておきの小さな素敵なことをして、どうぞ自分のメンタルと体調をコントロールして下さい。
ちなみに私は、お風呂の電気を消して外の灯だけにして入浴したり、夜寝る前にとても好きな甘いミステラモスカテル・トゥリスというデザートワインを紅茶にたらして飲んだり、いつもはほうじ茶を飲む所をコーンクリームスープなどにしたり、すごく気に入っている画集を見たり、お気に入りの海外ドラマを観たりしています。全て深夜のことなのが切ないです。
また春は花粉をはじめ埃も多飛ぶ季節です。分子の大きな花粉は体表につくだけで痒みやアレルギーを引き起こします。
お散歩中のわんちゃんで、花粉や埃対策でお洋服を着ている子がいますが、とてもよい案だと思います。
その際はなるべく花粉が付きづらいものを選んでください。毛布生地などは吸込んでしまうので、あまりお勧めできません。
もし出来るなら帰って早々に全身洗い流してしまえばよいのでしょうが、生まれながらに毛皮を着ている犬達にはなかなか難しいことです。
動物にも使えるイオンバリアなどがあれば、それもいいかもしれませんね。
但し人用のものは動物には害になる薬剤が入っていることがありますので、使わない方がベターです。
よく、犬や猫に花粉症はあるのか?ときかれますが、どちらも花粉によるアレルギーはありますので、人間の症状とは少し違いますがあると言っていいと思います。
実際花粉が飛びはじめた時期と重なって、耳がかゆくなったり、目の周りがかゆくなったり、手足の皮膚に症状がでたりするケースが多く見られます。 冬の間に症状が治まっていた子達がかゆくなりました…と来院されるたびに、春だな……と感慨深く思います。
どちらにせよアレルゲン物質に触れた所から、雪崩のようにアレルギーが始まりますので、ついたものを洗い流す、なるべくつかないようにする、というのはとても大切なことです。 これは人間も動物も変わりません。
あともう少しすると、黄砂も飛びはじめ、ますますアレルギーには過酷な時期に突入しますが、少しでも軽い症状に押さえるようにがんばりましょう。
さて、ここで猫ちゃんに朗報です!
なんと、病院用の猫ちゃんのおやつが発売されました。嗜好性は抜群です!なぜならCMでおなじみの某有名メーカーのおやつの病院専用品だからです。
市販のものと比べカロリーは二倍、タウリンや乳酸菌入りで、お薬の投薬補助としても使えます。今まで投薬にこまっていた方や、なんとなく食欲がない…といった方は是非お試し下さい。
味はマグロととりささみ味の二つです。
また春の健康診断キャンペーンが始まりました。
昨年健診された方は、今回の結果に並べて過去のデータが載っているため比較しやすく、そのこそのこの個性がよく分かります。
また今年はシニアセットにシスタチンCという腎機能のマーカーが加わりました。費用は変わりませんので、是非使ってみて下さい。
2017-03-15
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