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二度めのコロナワクチン
二度めのコロナワクチン

灼熱の日々が続いていますが、皆様体調は崩されていないでしょうか?

先日、無事二度めのコロナワクチン接種をスタッフ一同終えることができました。

ご協力下さってありがとうございます。

さて、聞き及んでいた通り、二度めの接種の後はなかなかに厳しい副反応でしたのでケースレポートとして記載させて頂きます。

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使用されたワクチンはモデルナ製です。予約枠がなんと午後一時から二時という最も暑いであろう時間帯でしたので、かなりの対策をもって臨みました。

まず、前日の朝から900ml入りのイオン飲料水を二本、ちょこちょこと診察の合間に摂取しました。

これは前回、前日夜から積極的に水分摂取を行ったのですがどうやら全く足りなかったようなので、もう少し長い時間をかけて水和する必要があるなと思ったからです。

この時期は実は動物達も普通に健康な子達の血液を調べても隠れ脱水をしていることが多く、これは空調の管理された部屋で暮らすためにのどの渇きを感じにくくなっているせいのようです。またそれとともに空調によって体全体が乾いているのも影響しているようです。

実際我々も意識をしないと水分をそこまでのまず、尿が濃くなったり膀胱炎になりやすい時期ですので、のまなければいけない量の飲料水を目の前において、ちょこちょこと繰り返しのむことはとても有効です。

この場合、お茶などではなく、電解質が含まれたイオン飲料水をお勧めします。

現在は糖分が含まれていなタイプもありますので、血糖値が気になる場合はそちらを使うといいかもしれませんね。

そして前日は早めに就寝し、当日も午前中は水分をとりつつゆっくりとした生活をし、いざ出陣。

このとき、イオン飲料水500ミリ二本と途中で甘酒を購入して持っていきました。甘酒に保冷剤がついていたため、これもなかなか優秀でエコバッグごしにひんやりとした感触がかなり心地よく感じました。

そもそもが屋外簡易施設での集合接種でしたので、ワクチンを打つために並ぶのもまた屋外。

この暑さの中では非常に過酷なコンディションであり、接種会場のそこここに塩飴がおかれ、ついでにヤブ蚊対策に虫除けスプレーも置かれていました。

屋外用の大きな扇風機がテントの下にいくつも設置されていて、順番を待っている間の涼を与えてくれています。

それでも、暑い。

日傘、サングラス、携帯用扇風機、凍らせたイオン飲料水を持っていても、暑い。

周囲の方々も皆さん、帽子や日焼け防止手袋、保冷剤入りのネッククーラーなどで対策されていました。

接種会場のスタッフの皆さんも口々にまず熱中症の注意喚起をされていましたが、むしろそちらの方が厳しい環境では?と思うほどでした。

予診表と接種証明書、身分証明書を提示し受け付けを終え、もっと涼しかったら素敵なお散歩コースなんだろうな、という灼熱のぐるぐる長い道順を辿り、ようやく小さなプレハブでの問診となりました。

さて、ここで前回の接種後の副反応について聞かれます。

これは誤摩化さずに正確な所を伝えて下さいね。二回目の接種は一階目よりも副反応が強く出ることが多いので、お医者さん達もそこはとても気になる所なんです。

発熱した、倦怠感があった、それがどのくらい続いて、どのような程度だったかきちんとつたえましょう。

私の場合、前回接種直後から頭痛と微かな吐き気がはじまり、そして急速に喉が痒くなって舌根部が腫れぼったくなりしびれる感覚がありました。

これは概ね十分程度で収まりましたが、いわゆる喉頭浮腫というアナフィラキシー症状のさわりといった症状でしたので、結構ハラハラしたものです。

実際そのことをお伝えすると、お医者さんも少し悩まれてから通常の15分観察ではなく、30分観察にしようということになりました。

そこで赤いファイルに予診表をはさみ、すこしはなれたもう一つのプレハブに移動して接種となりました。

ここで問題が。

看護師さんにも前回の副反応を説明したのですが、お医者さんからの注意書きとその話しを聞いた看護師さんが、表情を厳しくして他の看護師さんを呼んで会議が始まりました。

「ここで打っていいっていわれたんですか?」

「大丈夫かしら」

「なんで前回十五分でかえしちゃったのかしら」

四人ほどの看護師さんが来て下さって口々に検討した結果、

「体調がよくても、二回目の接種ですから強く副反応が出ることがあります。少しでも違和感が出始めたらすぐに声をかけてください。すぐそばに医師もおりますし緊急の準備もしてありますので!」

と心強い言葉を頂きました。

二回目の接種ですので「これはアナフィラキシーが起きても仕方ないなあ」と接種に望んでいたもののやっぱり怖いなあとは思っていたのですが、これだけ大勢の医療スタッフに見守ってもらえること自体現在の東京では少ないな、これなら安心して倒れられるなとほっとしました。

実際の接種は全く痛くもなく、そのまま30分観察のバスの中へ。

空調の利いた車内で、二人がけの座席に一人で座り、待機します。この間もちょこちょこの水分接種は繰り返しています。

流れているビデオが上野動物園のパンダだったので癒されました。

座ってすぐ、接種証明書にシールを貼ってもらって書類の手続きはこれで終了。

バス一台につき看護師さんが一人は常在して下さっているので、その方がすぐに様子を見にきて下さいます。

「前回が十分程度で収まったということなので、その間は注意深くみましょう」

その言葉通り、五分、十分と常に視界に入れていて頂き、声がけも頂きました。

接種してからやっぱりドキドキしていたので、その笑顔と優しい声かけは本当にありがたかったです。

幸い今回は喉頭に変化はなく、気持ち悪さや頭痛も全くありませんでした。左半身にしびれのような症状もなく、全く元気。

あれほど張りつめて緊張していたのですが、すっかり拍子抜けのような……でも気が抜けて余計にほっとしてしまいました。

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経過観察を終え、帰宅して夕ご飯を食べ、筋肉痛が強くなって来たので鎮痛剤を飲み、前回よりもずっと楽だなあと気を抜いて就寝したあとのことです。

接種してからおよそ12時間、午前一時頃寒くて目が覚めました。冷房の設定温度は26度、間違えた訳ではなく。

「悪寒だ、これ」

熱を測ると39度8分。急いで解熱剤を飲みました。羽布団にくるまっても寒気が引かず全身の痛みと呼吸の荒さでもうろうとしながらなんとか眠りました。

翌日は一日ずっと発熱と全身の痛み、頭痛、腕の痛みが続きます。解熱剤を使っても37度6分くらいまでしか下がらずその隙にご飯を食べ、あとはひたすら眠るしかない時間です。

熱が出ながらの一日はやたらに時間がゆっくり過ぎて、つぎの解熱剤が飲める時間までが遠くしんどかったです。

気持ち悪さが出なかったのは幸いでしたが、この年での39度ごえはやはり厳しいものがありました。解熱剤は一日三回、八時間ごとにのみました。

接種してから二日目、午前中に一度36度6分まで下がり、良し!と思ったのもつかの間、すぐに昼には37度8分まで上昇。

それでも前日の酷さに比べると大分楽なのですが、午後から診察なので少し不安でした。

頭痛が残るためもう一度解熱剤を飲み、午後の仕事へ。

その後は熱も上がらず、刻一刻と症状がよくなっていきました。三日目には熱も上がらなくなり、倦怠感や全身の痛み、頭痛も全く消えて元の体調に戻りました。

腕の筋肉痛もほぼなくなり、動くことに支障も出ません。

さすがワクチンの副反応、引き方はびっくりするくらい鮮やかです。

スタッフに確認してみると、皆やはり翌日には39度以上の発熱があり、解熱剤を使用しても37度台までしか下がらなかったようです。

一人は熱が下がってから接種部位の腫脹と痒みと痛みが出ました。

やはり、各自それぞれ副反応が大なり小なり出るようですので、接種予定の皆様は是非接種当日と翌日は無理せず休む体制をとられて下さいね。

用意しておいて良かったもの
用意しておいて良かったもの

以下に用意しておいてよかったものを記載しておきます。

今回使用しなくても、風邪などで使えますので無駄になることはないと思います。

  • イオン飲料ペットボトル(1.5リットルの大きいボトルだと女性は手で持ち上げられなくなるくらいしんどい。900ミリボトルが使いやすかった、3本くらいあると心強い。500ミリだと少ないので多めに本数を準備)
  • 氷枕、氷嚢(二個あると便利・使い回しが可能)
  • 額に張る冷却剤(枕元においておくのがベター))
  • 体温計(熱が出てから探すのはつらい)
  • 簡易的な食事(ゼリー系エネルギー飲料、簡単に食べられるおにぎり、パン、キャップ付きアイスなど・体を起こすこともできないので食事を作れない)
  • 布団(夏掛けだと薄くて寒い。羽布団があると楽)
  • 解熱剤(ロキプロフェン、イブプロフェン、アセトアミノフェンが推奨されている・詳しくは厚生労働省のページへ)
  • クーラーボックスやミニ冷蔵庫(違う部屋までたどり着けないので寝室にあると助かる)
  • 携帯電話・充電器(誰かにS0Sできるように)
  • 着替え(汗を上手くかくと熱が楽になる)

モデルナ社のワクチンは発熱症状が出やすいそうですが、全く出ない方もいます。

基本的に最悪の状態を想定しておくと、案外楽だったな!よかった!と思えると思いますので、備えあれば憂いなし、どうか無理せずゆっくり休む段取りで接種されて下さい。

今回はワクチン接種のレポートとなりましたが、皆さんの参考に少しでもなれば幸いです

2021-07-31

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