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狂犬病予防注射の誤解
狂犬病予防注射の誤解

桜吹雪に空が染められる光景を見ながら、あっという間の桜の季節を惜しみながら見ています。

ソメイヨシノがこれほど日本人に愛されるのは、その散り際が一層見事で儚いからだと言われていますが、舞い散る桜の花びらを見ながら本当にそうだなあと、あまりに鮮やかな引き際にため息を禁じえません。

先日ニュースで新しい品種の桜が見つかったと、某企業の遺伝子調査で分かったお話を読みました。
現在は遺伝的な分析により新品種が特定しやすくなっているのを本当に科学の進歩だなあと、感心しきりできいているばかりですが、何よりもそういった新しい品種が、何時誰の手で作られたかが全く分かっていない事を考えると、何かを作る事で後の世界に名前を残す事よりも、ただただ美しい桜を作りたい一心であったろうその人の気持ちに、胸を打たれもするのです。

新しい桜は白から紅へと色を変える品種のようです。神社の境内にあったその桜がどのような気持ちで作られたものなのか、先人の気持ちに思いを馳せる春です。

今年も集合注射が始まりました
今年も集合注射が始まりました

さて、そんなロマンチックな想像とは一線をおき、犬たちには狂犬病ワクチンのシーズンが到来しました。
法律上では四月から六月までの期間に、狂犬病ワクチンを接種する事になっています。

皆様のお手元にも集合注射のお知らせのはがきが届いている頃ではないでしょうか?

今週から昼の時間帯に狂犬病ワクチンの集合注射が始まっています。
これは区が指定した場所で指定された時間にワクチンを打つ制度です。

ですが、動物病院でも狂犬病ワクチンを打つ事が出来る事を、知らない飼い主さんも多く見受けられます。

集合注射に行かなくてもいいんですか?!
集合注射に行かなくてもいいんですか?!

「え?!あの集合注射に行けない人だけが、動物病院で打つんじゃないんですか?」

先日来院された飼い主様から驚きの声とともにこの発言を受け、私の方もびっくりしました。

お聞きしてみると、生まれた年は病院で受けるけれども、はがきがきたので今後は集合注射で受けなければ行けないと思ったのだそうです。

実はこれは全くの誤解で、動物病院では一年中狂犬病ワクチンが打つ事が出来ます。

集合注射は平日の昼の時間帯に設定されているので、お仕事をされている方は行くこと事態が困難である事も多いですし、雨天の場合順延、もしくは中止になる事もあります。

また土曜の接種は一日だけなので、やはりそれに合わせて来る事自体が難しい場合もあります。

接種の時期は決められていますが、体調や治療の関係で、この時期にワクチンを打つ事が出来ない子もいますし、基本的に法律で皆打つ事が決められているワクチンですから、打つ事自体のハードルがあがらないように、病院では一年中ワクチンのストックを置いてある訳です。

ですからフィラリアの予防やノミ、マダニの予防で来院される際に、狂犬病のワクチンを受ける事は可能です。

集合注射も動物病院も同じ料金?!
集合注射も動物病院も同じ料金?!

「集合注射と料金が違うんでしょ?」

これも誤解です。

狂犬病のワクチンの値段は3100円プラス注射済み票代550円、新規登録代は3000円(今まで一度も狂犬病ワクチンを受けた事がなく、鑑札を初めて受け取る場合)で、これは全国一律です。

またこれには消費税がかかりません。 ジャンボどうぶつ病院では、このために他の治療とは領収書を分けてお渡ししています。

また、荒川区内の患者さんであれば、登録手続き等は全てこちらで行いますので、飼い主さんにして頂く事はありません。

ですから、区から送られたはがきさえ持ってきて頂ければ、集合注射とは何ら変わらずに注射を受ける事ができます。

はがきを忘れてしまった場合にも、鑑札があれば、もしくは以前に当院で接種歴があり、こちらのカルテに登録番号が記載されていれば、その場で手続きをする事が出来ます。

ご都合の良い場所で確実に接種してください
ご都合の良い場所で確実に接種してください

以上、案外知られていない狂犬病ワクチン事情でした。

狂犬病ワクチンは法的に決められた、とても大切なワクチンです。 戦後定められた非常に強い法的効力をもつ狂犬病予防法によって定められた、犬では唯一の義務化されたものです。

現在、国内には幸いにも狂犬病の発生はありませんが、これは検疫やこのワクチンの義務化などによって、守られているだけで、海外ではごく普通に蔓延しています。

ご自分のわんちゃんを守るためにも、この国を狂犬病から守るためにも、是非接種を行って頂きたいと思います。

2016-04-15

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