院長のコラム

動物病院HOME < 院長のコラム < 冬のノミ予防って必要?

冬のノミ予防って必要?
冬のノミ予防って必要?

寒さも本番でしょうか。

一気に冷え込んできた季節のながれに、この二週間ほど消化管の症状をうったえる動物たちが多いです。

急に戻したりおなかを下したりして、病院に慌ててやってくるケースも多いです。

五歳くらいまでの若い動物たちで、2から3日以内に自然に治る、食欲などに問題がない、などなら概ね問題はないのですが、七歳以上の高齢の子は命取りになることがありますので、早めに来院されて下さい。

現物があれば検査に回せますし、写真からでも色々なことがわかります。

マダニ感染が多くなるのは秋以降です
マダニ感染が多くなるのは秋以降です

さて、十一月はフィラリアの予防最終月です。月末までしっかり予防しましょう!月初めや中旬で一か月に一度飲み薬を服用している場合は、十二月に最後のお薬を飲みましょう。

ノミ・マダニの予防も継続してお願いします。実はマダニの発見は秋ぐらいから増加してくるのです。秋冬は行楽シーズンのため、山や森などにお出かけして連れてきてしまうことが増えてきます。

都内なのにマダニが顔にくっついている子も珍しくありません。

涼しくなったから予防はもういいかな?と思われる時期ではありますが、油断なさらずどうか継続してください。

ちなみにノミは季節を問わずいますので、一年中予防が必要です。

薬剤の種類は問いませんので、予防をつづけましょう。

なぜワクチンがあるのでしょう?
なぜワクチンがあるのでしょう?

繰り返しになりますが、予防が作られた病気は、予防薬、駆虫薬、ワクチン然りですが、その病気の多くの犠牲と長年の研究によって生み出されたものです。

天然痘のワクチンの逸話は有名ですが、犠牲と被害が大きかったからこそ、人は努力を積み重ね薬を作り出したのです。

「うちのこは大丈夫」「外に出ないから平気」「近所しか散歩しないから」「家猫だから予防はいいわ」などなど今までそういった意見を多く聞いてきましたが、どれもまったく根拠になりません。

室内飼いでも飼い主さんは外に出かけられますし、玄関も利用しますし、窓は開けますしドアも開閉します。

虫はどこでも入り込みます、また目に見えない細菌やウイルスを行動によって防御出来るのであれば、これほどインフルエンザが流行することはないでしょう。

「うちの子」だけの問題ではありません
「うちの子」だけの問題ではありません

また感染症関係は予防をしていない場合、かかってしまった自分だけが被害を被ると考えられがちですが、それだけではなく感染源として周囲に被害を拡大する元になってしまうことがあります。公衆衛生的観念でいえば非常に問題です。

一般的なワクチンは全体の七割の方が接種していれば、残り三割がかからずに済むということが知られています。

「私うってないけどかかったことがないの」というのは、七割の人の努力によって運良く維持されている現実です。自分が幸運な残り三割になるのではなく、社会全体で予防意識を高める側にまわって頂きたいと思います。

三割の人たちが無根拠にワクチン未接種でも平気、などといえば、七割の接種率は下がり、当然、感染症が大流行することになります。

今はネットにいくらでも根拠のないセンセーショナルな情報が出回ります。情報の精査が今後より一層の課題となると思いますが、正確な情報をきちんと手に入れる意識を持って頂けたらいいな、と思います。

2019-11-18

院長のコラム トップ

「うちの子の様子がおかしい?」「狂犬病の注射を受けさせたい」「避妊手術はいつすればいいの?」など、お気軽にご相談ください。

「うちの子の様子がおかしい?」「狂犬病の注射を受けさせたい」「避妊手術はいつすればいいの?」など、お気軽にご相談ください。

tel03-3809-1120

9:00~12:00 15:30~18:30
木曜・祝日休診

東京都荒川区町屋1-19-2
犬、猫、フェレットそのほかご家庭で飼育されている動物診療します