院長のコラム

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1年の重み
1年の重み

あけましておめでとうございます。本年もジャンボどうぶつ病院をどうぞよろしくお願いいたします。

平成最後の年の瀬は瞬く間に過ぎ、お正月を迎えました。

昨年は夏の異常な高温をはじめ、あちこちでの大雨や地震、停電や火災など、本当に激動の一年だったように思います。

個人的にも子供が小学校にあがり、保育園で過ごしていた時とは全く異なる生活のリズムになかなかなれず、四苦八苦の一年でした。

とはいってもいつの間にかきっと慣れていくものだと言い聞かせながらなんとか乗り切ったこの一年は、非常にやりがいのあった年でした。

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病院としてはありがたいことに、大波小波はあれど、比較的安定した年だったように思います。

特に新たな治療法や新薬の導入などこれはすごい!と思うような劇的な良化もありつつ、何よりも継続してみさせていただいている動物たちが、ここ数年で最も良い状態で健康を維持できている実感があり、非常に嬉しく思いました。

勤務医や研修医だった頃にはなかった長期的治療の過程をじっくりと見ることができるのは、開業医ならではの醍醐味だなとしみじみ感じます。

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歳を重ねた私たちが一年間を本当にあっという間だと感じるのに対し、動物たちの時間は長く長く感じるものです。イヌネコでおおよそ一年は四年分という体感でしょうか。これがウサギやハムスターではさらに長く感じるでしょう。

三百六十五日が、私たち人間以上に、本当に貴重であることは間違いありません。

逆を考えれば、たった15分一緒にいるだけでも、彼らにとっては1時間、大好きな飼い主さんと過ごしているのです。

なかなか遊んであげられない、留守番が長くて一人でいさせてしまう、仕事の間は見てあげられない、飼い主さんたちはみな、そうやって自分を責めてしまうのですが、少ない時間でも十分心をかよわせることができるのが、動物たちの才能であると考えて欲しいと思っています。

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もしこの世界のしくみが、一生に一度犬を飼うことが許されるかわりにその犬とは寿命を共有し、死ぬ時は一緒であるならば、どんなに良いだろうと、いささかメルヘンチックなことまで考えてしまうほど、別れを考えることは辛く避けたいことです。

けれど、限りある時間を共に過ごすからこそ、その時間は素晴らしいものであり、得難い財産なのだと思います。

別れを迎える時、後悔しないことなど決してないのですが、それまでの時間を後悔がないよう努力できたのか、ということは大変大きなことです。

どうかそのことを心の片隅に置いて、動物たちと過ごして欲しいと思います。

昨年もたいへんお世話になりました。 2019年がみなさまにとって素晴らしいものになりますように。 これから先もジャンボどうぶつ病院は、飼い主様と動物たちの幸せのために、全力でサポートして参ります。

2019-01-04

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「うちの子の様子がおかしい?」「狂犬病の注射を受けさせたい」「避妊手術はいつすればいいの?」など、お気軽にご相談ください。

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