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朝、起きて窓から見える空に細く筋のはいった雲が流れていくのがみえるようになりました。もちろん日によってことなりますが、空がずいぶんと高く感じられて、ああ、秋だなぁとなんとなくセンチメンタルな気分になります。
さて、先日、「このコラムは先生が書いているのですか?それともだれか委託しているんですか?」というご質問があったので、今回はコラムに関してお答えしますね。
病院のコラムは全文、院長本人が書いております。ゴーストライター的な方はいらっしゃいませんので、悪しからず……。
もちろんホームページを作ってくれる方は別にいらっしゃいます。彼女は私の中高からの同級生で、本当に尊敬している親友なので、毎回コラム内容の誤字脱字等のチェックをお願いしています。
よく毎月二回ある〆切を忘れてぼんやりしていると優しい催促が来ます。
テーマも毎回そのときに飼い主様たちから出た話題や、流行っている病気、はたまた全然関係ない思い付きと気分で選んでおり、一貫性がないのはそのせいです。
もとから文章を書くことが好きなので、書くこと自体は難しくはないのですが、更新頻度が月半ばと月末というのはなかなかの数で、いったい何を書いたらいいのかなぁ、と毎回頭を捻ります。
なにかとても心を揺さぶられることがあったりすると、それを取り上げるようにしています。
最近は診察中にあまりにかわいい表情や行動を見せてくれる動物たちが多く、「かわいすぎるので、撮ってもいいですか!!」と飼い主さんの許可を頂いて撮影した動画や写真をアップするのも楽しみです。
もし、ホームページに出させていただいてもかまわない飼い主様はぜひお声がけくださいね。
コラムを書き上げる時間は大体、十五分から二十分程度、長いものは三十分ほどでしょうか。だいたい一時間に書ける文字数が一万五千字前後だなぁという感触があるので、五千から七千文字くらいがコラムの長さになります。
あまりに長すぎても読む気力が萎えてしまうでしょうし、なるべく通して読んだときにさらっと読み流せる程度の長さを心がけています。
また難しいことを簡単に書く、というのは案外テクニックがいるもので、医学的な内容を論文ビッチリコピペ、のような感じにならないようにしています。
そっちの方が、医学的でかっこいいかなぁと思うのですが、かっこよくても意味がわかってもらえなかったら本末転倒もいいところですので、分かりやすいよ!読みやすいよ!といっていただけるようにこれからも書いていこうと思います。
そもそもの始まりは、診察でも繰り返しご説明している内容、しかもほとんどの子達に共通の内容で、多く質問がくるものに関して、文面としてまとめておく方がいいのでは?というところからきています。
混合ワクチンや狂犬病ワクチン、避妊去勢などのテーマで恒常的に提示されていますが、その時々で流行している病気などを取り上げておけば、役立つのではないか?と思いました。
昨今は猫も杓子もネットで検索ですが、玉石混淆で、嘘も多いあまたの情報から真実を掬い上げるのはなかなか骨が折れます。
ですが、もともと通われている動物病院のホームページにアクセスして、そこにいま心配なことへの答えがあったら、信用に足りるでしょうし、とても安心しますよね。
あまり難しくなく、さらっと読んで、あらこれかしら?と思えるだけで、実際に病院に行くべきかどうかも判断しやすくなると思います。
また、獣医師といえども一人の人間であり、こういう考えを持って仕事をしている、という個性も提示できます。
飼い主様とのコミュニケーションは、人と人の関係ですので、こちらのキャラクターを事前にお伝えできるのはとても大切です。
普段の診察ではそこまでお話しできないことも、コラムなら深掘りすることもできます。
また、対面でお話ししたことに加えて、文面でも内容を確認できると、さらに理解を深めることができると思います。
そういったことで始まったコラムですが、「読んでます!」と言われることも多くなり、とても嬉しく思います。
そう言っていただけると、ない頭を捻って書いている甲斐があるな、と思えます。
今後も楽しみつつ、役立つコラムを書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。
最後に、今世紀最大にかわいい動画が撮れたので載せさせていただきます。
シャンプーで来たブリオくんとコロネちゃん。ロングコートチワワの二人は血は繋がっていないけど仲良し兄妹 もしくは姉弟。
お風呂に入っているときも、乾かしているときも、ずっと寄り添って座っています。
あまりのかわいさに看護士さんとともに動画を撮影しました。
二人とも赤ちゃんの時からシャンプーやトリミング、定期検診やホテルで病院に通っているので、すっかり慣れていて病院内でも、もはや別荘のようにリラックスして自由に遊んでいます。
病院が具合が悪いときに行くところになってしまっていると通院がストレスになりますが、このくらい慣れていると、ホテルもへっちゃら。むしろ楽しみに来てくれます。
小さい頃からワクチンなどの処置だけではなく、定期的に通うと病院が大好きになることが多いので、将来の万が一入院することや、緊急でホテルとして預ける場合に備えていただきたいな、と思います。
2020-10-31
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