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インフルエンザにご注意!
インフルエンザにご注意!

インフルエンザが猛威を振るっている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?

年明けからいらっしゃる飼い主さんの半分以上が、年末年始に発熱したとおっしゃっていました。

製薬会社の方からお聞きしたお話では、緊急病院の高熱の対応は三が日で300を超えたとか。

体調を崩しやすい時期ですから、うがい、手洗い、マスクは必須の上、きちんとした食事と睡眠をとって、どうぞ体調など崩されませんように。

新年もあけ二週間が経ちましたが、相変わらず薬袋の日付に平成26年と書いたり、カルテの日付を2014年と書いてしまったり、しております。

一年間でなれた癖はいかんともしがたいですね。それでもまた今年の終わり には書く事がもう癖になっているのでしょうけれど。

乾燥と皮膚のトラブル
乾燥と皮膚のトラブル

とても強い乾燥がウイルスの蔓延を助長しているのですが、この乾燥のために非常に乾燥肌でかゆみがでている子が多いです。

季節性にくわえ、暖房器具を使う室内で飼われている動物達は、加湿をしていても、乾燥しているものです。

あっという間に掻き壊してひどい外耳炎になってしまったり、舐性皮膚炎(同じ箇所を繰り返し舐め続けて起こる皮膚の炎症)になったりする事が増えています。

以前からお話ししていますが、皮膚病の治療は基本的に保湿です。

皮膚のバリアー機能をキープするために、シャンプーから保湿の強いタイプを使い、コンディショナーで蓋をし、化粧水や美容液をつけて皮膚内に水分を閉じ込めます。

肌の乾燥がすすめば 、肌は傷つき皮膚の上に普通に存在する常在菌というものが中に入り込みます。

これが細菌性膿皮症の一つの原因です。瘡蓋(かさぶた)をぽつぽつとつくり、それが毛ごとポソッと抜けてしまって初めて気がつく事が多いようです。

全身どこにでもできますので、なんだかフケがでるなあと思ったら、毛をかき分けてみてみてください。

これにアレルギーがベースにある場合、皮膚はアレルゲン物質などでも免疫反応を起こし、余計強いかゆみを引き起こします。 身体をかゆがっていて、と言っていらっしゃる方もいますが、併発している事が多いです。

なるべくお薬を使わずにすむように
なるべくお薬を使わずにすむように

お風呂・シャンプーで改善することも

「お風呂はどのくらいに一回入れたらいいですか?」 「どのシャンプーがいいですか?」

良く聞かれるのですが、一人一人 異なっています。

それまで薬漬けだった子が、一ヶ月に二回の定期的なトリミングで、今はビタミン剤と美容液程度で一年間ほとんどクスリを使わなくてすんだりする場合もあります。 洗い方や頻度に問題があったり、使っているシャンプーがあわない事もあります。

またベースに内分泌疾患や、遺伝的背景による問題がある事もあり、皮膚病と言っても奥が深いもの。
場合によっては毛を抜いて調べたり、皮膚を少し頂いて、病理検査にだしたりする事もあります。

ただしお薬は導入には必須だったりする事が多いのですが、徐々に減らしていくものであり、なるべく副作用のでないものへシフトしていくのが、基本です。

こういったケアが特に大切なのは、副作用が出ず、また地道に続けていけば、ちりも積もればなんとやらで皮膚のバランスも崩れにくくなっていくからです。

アレルギーの子は、その子に合った食事を

食事のコントロールも大事で、アレルゲン物質のなるべく少ないものや、肌によいとされる成分がはいっているものなど、アプローチ方法は様々です。

食餌(食べるもの)をそれにしたからと言って、環境要因にアレルギーがある子がほとんどなので、完全に抑制する事はできませんが、それでもやらないよりは良いコントロールになる事が多いのです。

アレルギーフードもドライフード、缶詰、半生タイプと各社メーカーで様々な形態のものがでていますので、 その子にあったご飯を見つける事がとても大切です。

悩む事があれば 是非ご相談ください。 サンプルがあるものも多いので、是非お試ししてください。

しばらく乾燥の季節が続くので、皮膚の状況はあまりいいとは言えませんが、是非保湿をしっかりして、 乗り切って欲しいと思います。

2015-01-15

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